こだわりのお菓子ができあがるまで

シンプルだからこそ、素材と技術がいきる
なかやの「シフォンケーキ」

なかやのシフォンケーキは、鮮度が命。焼き立ての提供にこだわり、余計なものは一切入れない引き算的な考え方で、素材本来のおいしさを活かしたモノづくりを徹底しております。

シフォンケーキは、小麦をクローズアップし、シンプルな工程の中で、どこまでうま味を引き出せるか、作り手側の腕が試される一品です。ここでは作り手が、このシフォンケーキに込めている想いをご紹介いたします。

使用する素材を絞り込み、品質の高いものだけを使用する

  • お皿にもられたでぇ〜れぇ〜粉
    でぇ~れぇ~粉
    (岡山県産小麦)
  • お皿に割った新鮮なたまご
    岡山県内産の
    新鮮なたまご

素早く効率よく、熟練の技術で作りたてのおいしさを提供する

湯銭をしながら卵黄と砂糖を混ぜている職人

手に伝わる生地の感覚を大切に

最初の工程は、卵黄と砂糖を混ぜて、湯銭をしながら、温めます。 この時、火の加減で、素材への熱の伝わり方や混ざり方も変わるので、頃合いを見極めながら混ぜ合わせます。混ざり具合は、手に伝わる生地の感触を慎重に感じ取りながら、色などの目視と合わせてちょうどよい混ざり具合を判断しています。

卵白と砂糖を混ぜてメレンゲを作る職人

集中力とスピードから生まれるふわもち食感のベース

卵白と砂糖を混ぜて、メレンゲを作ります。 ふわもち食感を生み出すメレンゲ作りも時間との勝負です。専用の機械を使いますが、状態の確認は作り手の目視により行われます。一瞬でも目を離せば、一番よい仕上がりを逃してしまうので、集中力を切らさずにスピーディーに作業します。

熟練の技で生地とメレンゲを混ぜる職人

研究の末に導き出した、絶妙なバランス

生地とメレンゲを混ぜ合わせて、小麦粉やサラダ油(少量)を入れます。でき上がりの膨らみがよくなるよう、大きく空気を取り込み混ぜ合わせます。シンプルな工程ですが、空気を取り込む最適なバランスが仕上がりを大きく左右する、大切な工程です。

完成した生地をシフォンケーキの型に流し込む職人

重みと目視で均一に流し込む、熟練の技

でき上がった生地を、シフォンケーキの型に流し込みます。この時流し込む分量は、量りなどは使わず、手にかかる重さや目視しで確認しながら行う、熟練の技です。一つ一つ慎重かつ丁寧に流し込みます。

オーブンの中に、シフォンケーキの生地が入った容器を並べる職人

鮮度を生かすために、素早くオーブンへ

研究に研究を重ねた最適な温度に設定されたオーブンで、約30分間焼きます。 生地の鮮度を保つために、型に流し込んでから、素早くオーブンに入れます。

ナイフでシフォンケーキの形を整えている職人

繊細な手作業をしながらも、品質のチェック

できたてを型から取り外すと、型崩れを起こしてしまうので、しばらく熱をとります。 ある程度余熱がとれると、専用のナイフで丁寧に型から取り外します。 この時、焼き加減やもちもち感など、良い仕上がりになっているかすぐに分かるように、指先の感覚を研ぎ澄ませながら、優しく扱います。

綺麗に包装して店頭に並べるシフォンケーキ

素材・技術・経験、こだわりの結晶
「 シフォンケーキ 」

さらに余熱が取れると、すぐに包装し、店頭に並べます。 極力、作りたて・焼きたての一番おいしい状態をお客様にお届けする。これが私たちのこだわりです。
小麦本来の自然な香りと、余計なものは一切入れないシフォンケーキは、鮮度が命。作り手それぞれが高い意識を持ち、連携していくことで、品質とスピード感を維持することができ、シンプルなのにおいしいお菓子に仕上がります。